底地を売却したいのですが、どうしたらよいでしょうか？

底地の売却には、以下のような方法があります。

１）借地人に売却
売却手段として一般的であり、おすすめです。借地人さんは、長くその土地を使用し、建物を建てているので、売却相手として一番売却しやすいです。借地人にとってもメリットが大きいと言えます。

借地人さんにとっても、底地を購入することで土地の権利全てが所有者のものになり、自由に土地を扱えるようになるのでメリットも大きいと言えます。ただし、今の安い地代の支払いのままが良いという、損得が働く場合もあります。

売却のコツとして、売却の話を持ちかけるタイミングが重要です。借地人さんから「建て替えや増築の相談をされたときや、借地契約の更新のタイミング」がベストなタイミングです。借地人さんが長期間借地を利用するつもりの場合、底地を買い取ってほしいという話は将来的にも悪い話ではありません。相手へのメリットを提示し、理解を促すように話し合いを行ってください。

２）地主と借地人が底地を同時売却
地主さんと借地人さんが相談の上、共通の第３者（不動産会社含め）に、それぞれの土地の権利（底地権と借地権）を同時売却する方法もあります。

３）専門の不動産買取業者に売却
手間をかけずに、なるべく早く売却したい場合はこの方法がオススメです。ただし、一般的な不動産会社に依頼してしまうと本来より安い価格での売却になる恐れがありますので注意しましょう。底地を売却するなら「底地専門の買取業者」への売却をおすすめします。

４）第３者に売却
01、02以外、第3の選択肢としておすすめです。この場合、買い手の対象は地代収入を投資目的とした投資家になります。この場合、重要なのは投資効果であり、買い手（投資家）が得る収益価格と底地の売却価格のバランス（投資利回り）が重要になります。

買い手にとっては、権利が一つに集約（＝更地と同じ状態）となるので、権利関係がシンプルになり、自由度の高い土地として購入できるメリットがあります。

一方、地主さん、借地人さんにとっても、権利関係が複雑な底地・借地を個別に売るより市場価格が高値で売却できるメリットがあります。ただし、同時売却は両者の合意が必要になるため、とても難易度が高い売却方法と言えます。

底地の売却は更地の土地と違い、買い手がつきにくく売却が難しいのが一般的です。底地売却に実績がある、当社のような専門の不動産業者に相談することでスムーズに交渉が期待できます。ぜひお気軽にご相談ください。